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プラーガー 2022 グリューナー フェルトリナー ヴァハシュトゥーム ボーデンシュタイン スマラクト 辛口白MF

  • 新/再入荷5月
  • おすすめ 11000円超
  • 在庫限り
希望小売価格:¥11,660 税込
¥11,220 税込
商品コード: W001049
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品種:Gruener Veltliner
産地:Austria / Wachau地方
生産者:Prager
商品名:Gruener Veltliner Wachstum Bodenstein Smaragd
収穫年:2022
格付:Qualitaetswein / Smaragd
容量:750ml
栓:cork
備考:ステンレスタンクで発酵熟成

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<ショップコメント>
自ら切り開いた畑でミスター ミネラルの称号を与えられたプラーガーのフラッグシップ。力強さと厚みのある次元の違うグリューナー フェルトリナー。

<取扱元資料から>
標高350m南向きの区画。グナイス標高350m南向きの区画。グナイス主体の土壌。110の異なるクローン樹。洋梨にグレープフルーツの皮、魅惑的なスパイスのブーケ。熟したリンゴ、繊細な酸の曲線、わずかにクリーミーで、非常にバランスの取れた長いフィネスと熟成のポテンシャル。
Falstaff 98ー100
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<定期購入2024年10月分のコメント>
ヴァッハウは、その風光明媚さから世界遺産に登録されていますが、それはドナウ川両岸のブドウ畑も含めた景観の美しさゆえといえます。そこに育つリースリングとグリューナー フェルトリナーからできるワインの品質はオーストリア最良ともいえます。そのヴァッハウのワインの品質を高める活動として1983年に「ヴィネア・ヴァッハウ」が創設されました。1985年の不凍液混入ワイン事件でオーストリア ワインがまったく売れなくなる前のことです。ヴァッハウ地域のワイン生産者による協会で、そのワインを3つのカテゴリーに区分しました。基準はブドウの糖度≒アルコール度数により分類され、一番高い12.5%以上のカテゴリーが、熟した果実の風味を持つワインである「スマラクト」です。また、以前お届けした「フェーダーシュピール」は中間の11.5〜12.5%のワインに適用され、11.5%以下が「シュタインフェーダー」と呼ばれる軽くさっぱりしたワインになります。谷間にあり、冷涼でブドウの熟度が上がりにくく、赤ワインがほとんど造られなかったヴァッハウで、ドイツワイン法と似たブドウの糖度あるいはアルコール度数による分類が行われたのは、当時としては順当だったのかも知れません。しかし、ブドウの糖度より、産地名でワインを区別する原産地呼称制度が主であり、フランスのAOC法を始めEUや各地で標準化されています。

オーストリア独自の原産地呼称制度DACは2003年に始まり、やっと2020年ヴィンテージから手収穫などいくつかの条件のもとで原産地呼称「ヴァッハウDAC」として保護されるようになりました。ヴァッハウは、上流部で谷が狭い冷涼な西のシュピッツ村、谷が開けて温暖な東のデュルンシュテイン村、そして中間に位置するヴァイセンキルヒェン村に分けられます。プラーガーは中部のヴァイセンキルヒェン村で700年続くワイナリーで、西部の繊細さと東部の豊満さをどちらも併せ持つワインを造っています。
プラーガーはヴィネア・ヴァッハウに所属しており、先代のフランツ プラーガーはヴィネア・ヴァッハウの設立メンバーの一人でもあります。さらにヴァッハウが原産地呼称DACとして認定されるずっと前からヴィネリア・ヴァッハウ独自のルールを設けており、それに従いプラーガーも収穫は全て手摘みで行い、除草剤や農薬は使用していません。現当主は、先代の娘であるイルゼと、その夫で生物学・地形学研究者から転身したトニ ボーデンシュタイン。木樽は一切使用せず、ステンレスタンクで発酵させ澱とともに熟成させます。全てのワインはほぼ同じ手法で造られますが、テロワールの違いにより香りや味わいには違いがみられ、トニの「From rock to wine」というモットーがしっかりと反映されています。

今回のワインは、トニ自身が切り拓いた標高が高い石だらけの特別な畑「ヴァハシュトゥーム ボーデンシュタイン」に植えられているグリューナー フェルトリナーのみを使用しています。自分の名前「ボーデンシュタイン(床石)」を畑名に加え、オーストリア中から集めた110種類ものグリューナー フェルトリナーのクローンを植えた、彼にとって最もこだわりのある畑です。ちなみにワイン名の最後の「スマラクト」は日当たりの良い畑の石垣によく出てくる「エメラルド色のトカゲ」の名前でもあります。
蜜りんごや洋ナシ、白桃の果実感は非常に凝縮されており、アルコールとともにふくらみ感をあたえ、それを白コショウなどのスパイスのブーケや澱からくるストラクチャーが支え、エレガントな長い余韻を楽しむことができます。果実とアルコールによるふくよかさと、涼しさゆえの酸味と石だらけの土壌からくる引き締め感が拮抗します。この相反する外へ向かう力と内に向かう力が高いレベルで調和し、力強さと繊細さの絶妙なバランスによる次元の違う厚みを感じていただけるでしょう。酸とアルコール、果実とスパイスと役者が揃っているので、実に幅広いお料理と共に楽しんでいただけます。ヴァッハウのグリューナー フェルトリナーの最良のヴィンテージと思える2022年は、今の若いうちでもお楽しみいただけますし、もちろん10年以上熟成し向上するポテンシャルがあります。また、同じ畑のリースリングと飲み比べていただくのも面白いと思います。

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