0
¥0

現在カート内に商品はございません。

ヴァリ ヴィンヤーズ 2021 ピノ ノワール ワイタキ ヴィンヤード ノースオタゴ 赤M

  • 新/再入荷1月
¥8,800 税込
商品コード: W001127
数量
カートに追加しました。
カートへ進む
品種:Pinot Noir
産地:New Zealand / Central Otago地方 Waitaki Valley地区
生産者:Valli Vineyards
商品名:Pinot Noir Waitaki Vineyard North Otago
収穫年:2021
アルコール分:14%vol
容量:750ml
備考:除梗の割合 全房20%
発酵温度 最高29℃
発酵期間 27日間
熟成(樽【新樽率】/タンク) 樽(新樽32%)
熟成期間 11ヵ月
土壌 河川礫の中に広がる石灰岩質土壌
ぶどう品種(セパージュ) Pinot Noir100%
ぶどうの仕立て VSP
平均樹齢 2001年植樹
密植度 5000/ha
収穫量 3トン/ha
93/100 Points(Decanter)

お買い物について詳しくは下の「お買い物ガイド」でご確認ください。

この生産者の他のワイン検索はこちら!
セントラル オタゴのピノ ノワールの歴史を切り開いてきたグラント テイラーが造る各地区ごとのテロワールを反映したワイン。世界で最も涼しい産地と言われる北オタゴの石灰質土壌のエレガントさと滋味深さのあるピノ ノワール。

<取扱元資料から>
ニュージーランドで最も期待に満ちたワイン産地であるワイタキは、石灰質土壌で、冷涼な気候にある。ここは他のサブリージョンから離れたノース・オタゴに位置し、オタゴで唯一の海洋性気候。夏が涼しく、秋も霜の心配がないので、長い成長期を感受できる。この結果、繊細で、熟度もあり、練れたタンニン、そしてとても長い香りを得ることができる。またエレガントなミネラリティーと重くない味わいは、石灰質土壌を反映している。
93/100 Points(Decanter)
取扱元の生産者紹介ページへ
取扱元の商品紹介ページへ

<定期購入2024年1月分のコメント>
世の中のワイナリーのほとんどは、同じ品種で畑や区画ごとのワインは造りません。品種違いか、せいぜい価格差の違うワイン程度です。コマーシャルなワインはいかに消費者に喜んでもらうかを基準にワインを造ります。しかし一部の生産者は同じ品種で比較的狭い範囲の畑ごとの違いを表現した、畑名ワインを造ります。さらにヴァリは一産地のサブリージョンごとのワインをピノ ノワールで造り分ける希有な生産者です。コストをかけて小さな違いを楽しんでもらえるような、いうなれば一部の愛好家のために努力を重ねる造り手ともいえます。
ニュージーランド産高品質ピノ ノワールの主要産地となった、南島南部のセントラル オタゴは、ヴァリの創業者で現オーナーであるグラント テイラーがその歴史を作ってきました。
ヴァリが造るオタゴの各サブ リージョン(地区)ごとのテロワールを反映した4つのピノ ノワールのうち世界で最も涼しい産地と言われる北オタゴ産の石灰質土壌のエレガントさと滋味深さのあるピノ ノワールが今回お届けのワイタキ ヴィンヤードです。他の3つはギブストン、バノックバーン、ベンディゴで、すべてセントラル オタゴ産であり、この順に次第に暖かくなる気候の違いを反映したワインであり、さらに片岩を主としながら黄土や粘土や砂の割合が異なる土壌の違いも表現しています。より顕著な熟度の違いでみれば、ワイタキとギブストンは冷涼系で、赤果実のジュースとしなやかな酸味を持つのに対して、バノックバーン、ベンディゴはやや温暖で、黒果実の要素が加わりアルコールのヴォリュームが加わります。それでも多くのセントラル オタゴの造り手のワインより、エレガントなのは間違いなく、2015年に醸造責任者として加わったジェン パーとともに、ファイン チューニングを繰り返してきた結果が、年ごとに透明感と豊かさとして現れています。
ワイタキは、みずみずしい赤果実としなやかな舌触りでほのかな旨味もある、いうなれば薄旨系で、和食を含めた、様々なお料理と併せて楽しんでいただける軽めのピノ ノワールです。すでに飲み頃ですが、セラーなら今後10年は熟成し続けると思います。数時間前の抜栓をお勧めしたいですし、一部を小瓶に取り分けて数日経ってから飲んでみていただきたいワインでもあります。サブリージョンごとの飲み比べもとても興味深いです。

■ヴァリ≒グラント テイラーとのお付き合い(メルマガの再掲です)
私は30年以上前から世界各地のピノ ノワールを追いかけてきました。最初はブルゴーニュでしたが、すぐにブルゴーニュ以外の産地のピノ ノワールも探り始め、最初にはまった国はニュー ジーランド(以下NZ)でした。弟の浩之がNZに渡りシューベルト ワインズのワインに関わるようになる2001年よりずっと前、1993年にシドニーで弟が結婚式をあげることになり、その前にNZを旅してからです。以来、飽くことなくNZピノ ノワールを追いかけてきました。いわゆる新世界産地でもっとも緯度の高い、涼しい産地であるNZを代表するピノノワールの生産者といえば、北島マーティンボロのアタ ランギと南島セントラル オタゴのフェルトン ロードの2軒がとくに有名で異論はないと思います。NZらしいピノノワールの素晴らしい歴史を作ってきたと思います。しかし、それ以外にも素晴らしい造り手はいるわけで、その筆頭がValli ヴァリです。
ヴァリの創業オーナーは Grant Tayler グラントテイラーで、彼こそがセントラル オタゴのピノ ノワールの歴史を拓き、今を築く礎となったワイン メーカーです。長くギブストン ヴァレー ワインズの醸造責任者を務め、その2000年のピノノワールが2001年のIWC インターナショナル ワイン チャレンジでブルゴーニュも含めた世界一ピノ ノワールと評価されました。フランス産以外のピノ ノワールが初めて世界一となったことでセントラル オタゴ のピノ ノワールに光が当たったのでした。彼はフェルトン ロード、マウント ディフィカルティ、カリック、ペレグリン、マウント エドワードにとどまらずオレゴンのアーチェリー サミットの創業期にも大きく関わり、セントラル オタゴのさまざまなワイナリーを育ててきましたが、1998年から自分自身のレーベルヴァリのプロジェクトも始めていました。彼が目指したのは、オタゴ州の各サブリージョンのテロワールの違いをピノ ノワールで表現することでした。このコンセプトは、今日の世界中を見回してもごくわずかですし、世界に先駆けた視野であることは確かです。いまでは、本拠地のギブストン ヴァレー、その少し下流のバノックバーン、さらに北のダンスタン湖畔のベンディゴ、ずっと北ですが海に近いワイタキの4種類のピノ ノワールを造っています。
2003年Kusuda の収穫後にシノワ(銀座・渋谷)の後藤さんらを引き連れてヴァリを訪ねて、ギブストン ヴァレー ワインズの大きく立派なセラーで試飲した後、車で数分のヴァリの掘っ立て小屋で飲ませてもらったヴァリの2002ピノ ノワール ギブストン ヴァレーの衝撃的美味しさは忘れられません。すぐにKusudaの初ヴィンテージと共にアサヒヤ ワインセラーの阿出川さんにお願いして日本に輸入してもらいました。以来2007年、10年に訪問し、2013年にはウェリントンでのピノ ノワール カンファレスでご一緒したりしました。より取扱量の大きいラック コーポレーションに輸入元が変わったのが2015年の2012ヴィンテージからです。
世界で最も多くのベスト ピノノワール のトロフィーを獲得したワインメーカーであるグラントも高齢になり、2015年からはジェン パーがヴァリのワイン メーカーになりました。

カテゴリ一覧

ページトップへ