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フェヴレ 2022 メルキュレ ラ フランボワジエール 赤M

  • 新/再入荷8月
  • おすすめ 11000円以下
希望小売価格:¥8,030 税込
¥7,260 税込
商品コード: W001271
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品種:Pinot Noir
産地:France / Bourgogne地方 Cote Chalonnaise地区 Mercurey
生産者:Dom. Faiveley
商品名:Mercurey La Framboisere
収穫年:2022
格付:AOC Mercurey
容量:750ml
栓:cork


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<定期購入2024年11月分のコメント>
ドメーヌ フェヴレは、ニュイ・サン・ジョルジュを本拠とし、ブルゴーニュにおいて幅広いラインナップのワインを比較的お求めやすい価格で提供している高品質ワインの大手生産者です。高品質3大ネゴシアンの一つに上げられ、ネゴシアンのイメージが強いかもしれませんが、その生産量の8割は自社畑から造られるドメーヌものです。1825年に創業され、最初はブドウやワインを買い付けて自社で熟成・瓶詰めするネゴシアン業を行っていましたが、その後自社栽培のドメーヌ業にも力を入れるようになります。現在所有する畑の広さはブルゴーニュ最大級の120haで、コートドールが52ha、その南のコート シャロネーズが68haという構成です。1933年にコート シャロネーズの潜在的可能性に目をつけたフェヴレは、その後徐々に所有面積を拡大して数々のモノポール(単独所有)畑も手に入れ、今ではコート シャロネーズならフェヴレと言われるまでになっています。

フェヴレの現当主は、7代目のエルワン フェヴレ。2005年に25歳で事業を継いだ彼は、様々な改革を行います。「父親の造るワインは好みではない」とスタイルの変更を承認させて代を継いだエルワンは、若いうちは飲みにくかった典型的な長期熟成型ワインを、早くから楽しむことができかつ長期熟成もできるスタイルへと劇的に変えました。正直2004年以前と2005年以降は、ラベルが同じでもワインの風味はまったく異なります。さらに、コートド ニュイの赤が多かったところに、コート ドボーヌの特級や一級のシャルドネの畑を購入しポートフォリオを充実させ、伝統を守りながらもさらにドメーヌを発展させてきました。2014年からは妹のイヴも事業に加わっています。

メルキュレはコート シャロネーズにある5つの村名アペラシオンのうちの一つで、面積が最大であるだけでなくAOCの規定も他の村名格より厳しく設定された格上の村で、栽培面積の85%がピノ ノワールの赤ワインに適したテロワールです。フェヴレはここメルキュレに多くの畑を所有していて、なかでも特に大切にするモノ ポールのラ フランボワジエールの名前を冠した醸造所も建設し、コート シャロネーズのワインを醸しています。ラ フランボワジエールは11.11haとフェヴレの所有畑の中でも特に広いモノポールで、同じくフェヴレのモノポールである一級畑のクロ ロシェットに隣接しています。ラ フランボワジエールという名前は、その名の通りフランボワーズ=ラズベリーに由来します。フェヴレがこの地を取得したのは1933年で、以来1949年から2022年にわたり9回の植樹・改植が行われています。土壌は基本的に浅く、小石が混じる粘土石灰質で水はけが良いですが、斜面下部は粘土とシルトが混ざったより保水力のある冷涼な土壌になります。これにより、華やかな香りと力強いストラクチャーの両方を併せ持ったワインが造られます。

2022年のブルゴーニュは暑く乾燥した気候で、病害のリスクは低いものの水不足が心配されましたが、6月と8月の雨で水不足も解消され、結果として健全な果実をまとまった量収穫することができ、質・量ともに恵まれたヴィンテージでした。ワインの評価も軒並み高く、凝縮感とフィネスのバランスがとれた早くから楽しめかつ長期熟成可能なワインが生まれました。この年のラ フランボワジエールも、最近絶好調のフェヴレの巧みな醸造と相まって、「早くから楽しむことができかつ長期熟成もできるスタイル」となりました。

やや濃いめのルビーの外観に、ラズベリーやダークチェリー、カシスなどの果実とクローヴなどのスパイスのアロマが立ち上ります。同じくラズベリーやダークチェリーのコンポートのような凝縮した果実味のアタックに、心地良い酸と細やかなタンニンが骨格を与え、余韻が長く雑味なく続きます。まだ収穫から2年で、伝統的なブルゴーニュより新世界的な印象ですが、若いワインならではの凝縮感とフレッシュな躍動感を楽しんでいただけると思いますし、10年以上の熟成のポテンシャルもあります。6時間前以上の抜栓をお薦めしますし、小瓶に取り分けての変化もお試しください。
2021年のラ フランボワジエールは年数を経て、とても良くなってきました。涼しく雨の多いヴィンテージで病気も多かった年ですが、丁寧な栽培と控えめな醸造のおかげで、軽やかながら風味は豊かです。ジューシーな果実感と穏やかなタンニン、しなやかな酸のバランスが見事で、2022と好対照です。同じ生産者の同じ畑で、たった1年というよりも、その年の天候によりこんなにも個性が異なるということを実感していただけます。よろしければヴィンテージの比較もお試しください。

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