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フォレストワインズ 2022 ザ ドクターズ ロゼ 辛口ロゼM

  • 新/再入荷8月
通常価格:¥2,970 税込
¥2,750 税込
商品コード: W001315
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品種:Arneis, Pinot Noir
産地:New Zealand / Marlborough地方
生産者:Forrest Wines
商品名:Rose The Doctors'
収穫年:2022
アルコール分:9.5%vol
容量:750ml
栓:screw
備考:選択的葉除去(SLR)でブドウの糖度を低いままで完熟させる栽培。
低温で沈殿させた後、ステンレス・タンクで低温発酵 澱と共にステンレス・タンクで熟成

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<ショップコメント>
工業的にアルコールを抜いた低アルコール ワインで美味しいものに出会っていません。こちらはブドウの葉一部取り除くことで糖度の上昇を抑えながら熟させたブドウによる美味しいアルコール9.5%の軽めのロゼ ワインです。

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<定期購入2024年8月分のコメント>
皆さんご存知ニュージーランド最大のワイン生産地域マールボロは、拡大を続け今ではワイラウ ヴァレー、サザン ヴァレー、アワテレ ヴァレーという3つの主要なサブリージョンに分かれています。中でもワイラウ ヴァレーは、マールボロで最初にブドウが植樹されたこの地方で最も有名かつ広大なサブリージョンで、3つの中で一番北に位置しています。気候は比較的温暖で、日中は暖かく夜は涼しいという典型的なニュージーランドの気候が特徴です。この温暖な気候と、主にグレイワッケという砂岩が多く粘土の少ない土壌が、ブドウに鮮やかな酸味と独特のミネラル感をもたらします。そして、このテロワールに適したソーヴィニヨン ブランのワインの成功が今のニュージーランド ワインの最初の一歩でした。
フォレスト ワインズはこのワイラウ ヴァレーを拠点とするワイナリーで、大規模なワイナリーが多いこの産地では珍しい家族経営であり、世界中のワイン愛好者に愛される数々の高品質なワインを生産しています。元々は科学研究と医学の分野で活躍していた創業者のジョンとブリジッド フォレストが、1980年代後半にワイン造りに転じて、ワイナリーを設立しました。現在では、娘のベス フォレストが中心となり、名門アデレード大学で得た豊富な知識をもとに、両親から受け継いだ高品質ワインへの情熱と、革新を融合させたワイン造りを続けています。

このフォレストワインズの革新性を示すのが「The Doctors’」という低アルコールワインのシリーズです。近年、低アルコールワインが注目されていますが、多くの製品は逆浸透膜法、減圧蒸留法、スピニング コーン カラム法などのワインからアルコールを工業的に除去する方法を用いています。これらの手法はアルコール以外の風味成分などをできる限り損なわないよう高度な技術を用いていますが、特に風味を保ちやすいと言われるスピニング コーン カラム法であっても全ての成分を保持することは難しく、味わいに欠けることがしばしばあります。正直、このような工業的に造られた低アルコールワインで、今まで美味しいと思えるものに出会ったことはありません。一方、自然なアプローチとして、糖度が低い早期に収穫することでアルコール度数の低いワインを造る方法もあります。しかし、ブドウが十分に熟していないため、風味の弱い、ときには未熟な風味を感じさせるワインになってしまいます。一方で、このThe Doctors’シリーズは、キャノピー マネジメントの一部である選択的葉除去(SLR)という手法が採用されています。通常2メートルくらいの垣根の上部40cmくらいの葉を切り落とすことで、糖度の上昇を抑制しながらブドウを熟させ風味成分もしっかりと発達させることができます。つまり、早期収穫と同じく自然なプロセスで、早期収穫では成し得ないブドウの熟度を得ることで、通常のワインと同等の品質をもつ低アルコールワイン造りが可能になってきました。まだ輸入されていない樹齢20年以上のピノ ノワールの赤ワインも興味津々です。
ブドウの葉を上部、中間、下部と分けると、上部を刈り取るのは当たり前のことともいえます。ブドウの樹の成長期からブドウ実の成熟期に切り替わる夏のブドウの実の色づき(ヴェレゾン)の後は、木の生長を抑制して、その養分を実に送らせるために上部の枝を切り払います。この上部を切り払わないことで有名なのがドメーヌ ルロワでしょうか。一方、早く芽吹いた下部の大きな葉は、あまり糖度の上昇には寄与しないと最近になって分かってきました。でも、その科学的裏付けがない昔から、ブドウの房に太陽の光を当てると熟度が上がりやすいことは経験的に分かっていて、1990年代から下部の除葉が行われるようになりました。より糖度が上がり酸が減り、フェノールの成熟度も上がるのです。しかし、フレッシュさや繊細さを失うともいえ、2000年頃からはピノ ノワールや白ブドウは除葉して太陽の光をブドウの房に与えない方が良いという流れが強くなり、風通しを求めるときでも北半球なら南や西側の葉は残し、東側や北側の葉を取り除くようになりました。一方カベルネ ソーヴィニヨンやシラーは、今でも房にしっかり太陽の光が届くように除葉することが多いです。この下部の除葉はブドウの糖度を高める、カビなどを防いでブドウの健康度を高めるのが目的でした。それが2020年になる前くらいから、逆にブドウの糖度が高くなりすぎた結果、アルコール度が高くなりすぎないような工夫が求められるようになり、栽培でもいろいろな方法が模索されています。数百年に亘りブドウの熟度、糖度を高める工夫をしてきたのですが、急に糖度を下げる必要に迫られたのです。この大転換も、地球温暖化の影響です。そして、このThe Doctors’シリーズは、さらに進めて光合成効率の良い中間の葉をある程度除くことでワインのアルコール度数をさらに下げる試みとなります。そしてその最初の成功例ともいえるようです。

現時点でThe Doctors’シリーズは、ソーヴィニヨン ブランのドライな白ワイン、リースリングのやや甘口な白ワイン、アルネイスとピノ ノワールを使ったロゼワインの3つのラインナップで構成されています。
ロゼワインは、淡めのサーモンピンクの外観に、フレッシュなストロベリーやレッドチェリー、白桃の高いアロマ。そこにハーブの清涼感も感じられます。ソーヴィニヨン ブランの白ワインと同じくアルコール分9.5%ですが、しなやかな酸とほんのり甘さを感じさせる果実感のバランスが非常に良く取れていて、爽やかな余韻につながります。アルネイスとピノ ノワールのブレンドということで、白ブドウの華やかな特徴もあり、その点でも前回お届けしたピノ ノワール100%のロゼワインとの違いを感じていただけると思います。お休みの日のランチワインにうってつけかと思います。小瓶に取り分けておいて、ちょっとワインが欲しいときも活躍してくれます。開けたてから楽しめるワインです。

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